軽量化ロッド

        MF844L #4 Feather 90g
MF844L 90g

 最近工房では軽量化ロッドの製作が続いています。昨シーズンから軽量化ブランクはラインナップに加わっていたのですが、真竹ロッドのテストに追われていたことと、ロングロッド(8’以上)のオーダーがなかったため、ほとんど製作していませんでした。真竹ロッドは素材そのものが軽量で、しかもショートロッドを主に使用したため、軽量化の必要はありませんでした。今年はロングロッドを好むユーザーさんのリクエストもあり、久しぶりに製作が続きました。
 Feather(軽量化ブランク)シリーズのロッドは、手にとった人がその軽さに驚愕するバンブーロッドの概念を超えた軽量ロッドです。「バンブーロッド=重い=疲れる」と思っている人は特に驚くことと思います。画像のMF844Lは、プログレッシブテーパーで、更に持ち重り感の少ないロッドになっています。
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軽量ロッド

              MP743L-Ⅲ #3 Feather 65g
MP743L-Ⅲ Feather

 軽量化のあまり必要のない7’4”#3のロッドに軽量化ブランク等の軽量化対策をして超軽量のロッドを作ってみました。通常の製法だと85g前後になるのですが、画像のロッドは65gで20gの減量になりました。主な変更点は次のようなところです。
・バンブーフェルール
・軽量化ブランク
・コルクシートフィラー
・アルミつや消しリールシート
 軽量化は、8’以上および#5以上のロッドでは非常に重要なファクターになってきます。バンブーロッドは自重で本来の能力を食い潰しているところがありますので、高番手ロングロッドでは必須の対策になってきます。特にロングロッドは軽量化対策なしでは張りがなくなってしまいます。対処法はバットを強化(太く)するのですがその分重量も増加します。例えは8’6”#3のロッドを軽量化なしで作った場合、ティップは#3、バットは#6ぐらいの太さにしないとヘナヘナロッドになります。

真竹の#4ロッド

                     真竹素材の可能性
真竹の#4ロッド

 真竹はトンキンに比べ軽いという特徴がありますので、それならばロングロッドに有利ではないかと考え8’4”のロッドを製作しました。番手は#4ロッドのリクエストがありましたので、その試作も兼ねて作りました。トンキンではこのくらいの長さになると軽量化ブランクを使用しないとモッタリ感が出てとても使えないのですが、真竹では通常の中空構造で十分に実用になります。しかし、真竹でトンキンと同等の強さを出すには太さが1.5倍必要で画像の下方側#7のトンキンロッドと同等の太さになりました。これ以上の太さは手持ちのプレーニングフォームでは製作が困難になりますので、この辺りが真竹素材高番手ロッドの限界です。
 トンキンとの違いはリズムがゆっくりになることと魚への追従性が良いことです。(常にテンションが保持されるためバレが少ない)真竹ロッドはトンキンにはない独特の心地よさがありますので、未経験の人には機会があったら是非体験して貰いたいと思っています。
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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