真竹の真価を求めて

             真竹の特性を生かすテーパーは?
真竹ロッド PY703L
真竹 PY703L #3

 現在工房では、真竹を使った試作ロッドの製作に励んでいます。事の始まりはトンキンの在庫切れ時に遊びで作った真竹ロッドが思いのほか具合が良かったからです。真竹の特徴は大きく次の2つです。
・軽量     軽量化(中空構造等)しなくても軽い
・独特の反発力 反発が穏やかで力を入れなくてもラインが飛んでいく
軽さの利点は大きく、持ち重りが大きいテーパーデザインでも、気にすることなく製作できます。まさにスポンジを振っているような感じです。画像のロッドはPYテーパーを使用していますが、本来トンキンで製作すると持ち重り感の出るテーパーですが、カーボンのように軽量です。しかも、カーボンでは絶対に出せないしなやかさがあり、不思議な感覚に驚きます。グラスは軽くなると張りが出るのでグラスとも違う真竹だけが持つ特徴だと思います。この特徴が大きく現れるのが、魚を掛けた後の釣り心地で自然に笑いが出るくらい楽しいです。
 柔らかいのでキャスティングが難しい印象を受けますが、非力な人ほど容易にラインを飛ばせる気がします。前後のストップ(ポーズ)さえできればロッドが勝手にラインを運んでくれますので、力む必要はありません。他にもユーザーの方から、ニンフ等の重いフライを使用した時バックキャストでショックなないのでトラブルが少ないというレポートもいただいています。
 工房では、真竹のロングロッドが製作可能か、これから試作していきます。(感覚では7’6”まではいける気がしています。)残る問題は耐久性ですが、これは今後実釣で検証していきたいと思います。
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真竹&トンキン コンビネーションロッド

                 真竹&トンキン コンビロッド 7’4”
真竹&トンキン コンビロッド

 このロッドは、ティップはトンキン、バットは真竹を使用したコンビネーションロッドです。なんのためにバットが真竹なのか?その理由はペゾンアクションへのこだわりからです。ずーと以前からペゾンアクションで、持ち重り感のない軽快なロッドができないものかを探求していました。中空、ワン&ハーフといくら軽量化しても結局はテーパーデザインから来る要素が大きく、ペゾンテーパーを採用する限り、この持ち重り感からは逃れられないものと思っていました。そこで出会ったのが真竹です。この素材は想像以上に柔軟で、更に軽量です。持ち重り感のないプログレッシブテーパーでバットを作っても、ティップのトンキンより先に曲がります。つまり、バットが曲がる持ち重り感が特徴のペゾンロッドが軽快になるというわけです。
 さて、できたロッドにラインを通して振った感じは、予想以上に真竹が柔軟で、7’4”では長すぎた感じがしています。ワン&ハーフにして真竹の部分を短くするとかの工夫が必要です。真竹は低番手、ショートロッドには最適な素材で、逆の高番手、ロングロッドでは相当スリリングなロッドになりそうです。
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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