バンブーロッド雑感

● ペゾンロッドオーナーの方へ
pezon midget のコピーロッド
上がペゾンの「midget」下がShiramai rodの[midget」です。アクションはほぼ同じにコピーできましたので、違いは価格が四分の一の5万円ということぐらいです。ペゾンロッドは生産を終了していますので、現物をガンガン使うには勇気がいることと思います。作りがあまり良くないので破損するのは時間の問題でいずれガイドスレッドがひび割れをおこしてガイドが飛ぶか、ロッド本体が剥離破損するかです。でもご安心ください。shirakami rod工房では、現物があれば修復のほかに、コピーロッドの製作も可能です。データと実測の両方を比較して、最良のテーパーデザインを採用して複製します。
 ロッドの修理は他人のロッドの作りを見るにはいい機会で、何かしらの新しい発見があったりするので、楽しいです。ペゾンもよく修理するロッドですが、お世辞にも良い作りとはいえません。使用後の手入れをしないとガイドから水が浸透して竹が黒く腐りますので要注意です。 
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バンブーロッド雑感

●PezonのMidgetという6フィート#2のロッド
ぺゾン Midget
ぺゾンのシリーズの中にこんなロッドがあったなんて知りませんでした。キャスティング重視の高番手のロッドばかりだと思っていましたが、ショートでしかも2番用です。残念ながら3箇所損傷があり、ラインを通していませんが、つないで振った感じはなかなか面白そうでしたので、早速コピーロッドを作りました。資料にあるテーパーと実測では数値が違いますので、経験と感で数値を修正し、設計値を出しました。
 ぺゾンのノード(節ずらし)方式では同一円周に2個の節があるためどうしても強度的に劣るようで、そこで破損しています。接着剤もユーリア系の脆い接着材のような気がします。剥離破損が多いはそのせいだと思います。ペゾンは現存するロッドしか世の中にありませんので、ペゾンユーザーの方は大事に使ってください。
 ペゾンという「名」にこだわらなければ、アクションが同じものはいくらでも作れますので、「実」を取る人には何の心配も要りません。コピーロッドは世の中にいっぱい出回っています。

バンブーロッド雑感

●バンブーロッドは誰にでも作れる
バンブーロッド製作
 バンブーロッドを作るにあたって特別な技術は必要ありません。特別な道具類は必要ですが、匠の技はいりません。これが意味することは、有名なビルダーのロッドも初心者ビルダーのロッドも性能的に違いが出ないということです。ただし、テーパーデザインが同じであればという条件がつきます。スプリットを正三角形に削ることができれば、有名ビルダーのロッドの方が飛距離が出るとか、コントロールがしやすいということはないのです。違いは見栄えがいいとか仕上げが綺麗とかの違いだけです。
 テーパーデザインがロッドの全てを決定してしまうので、オリジナルのテーパーを設計するには、多くの経験と感性が必要になると思います。ネットで公開されている有名ロッドのテーパー数値も間違いが散見されるし、実際のロッドを計測したものも多いので誤差が誤差を生んで、とんでもない数値になっていることがあります。製作現場のテーパーデザインの表でも手に入れば、少しはまともなデータとして使えると思います。
 実物の有名ロッドを計測して作っても、同じアクションにならないのは、誤差が蓄積される可能性が高いからだと思います。特にティップセクションは設計どおりに作ろうとしても、誤差が出やすい上に、誤差が対面幅に占める割合が大きくなるので、非常に困難な作業になります。

バンブーロッド雑感

なぜ今バンブーロッド? その2
ヤマメとバンブーロッド
 バンブーロッドを使用する理由として、最近新たな理由を見つけました。釣り仲間との会話の中から偶然見つけたのですが、それは「写真を撮るならバンブーだよね」という言葉でした。shirakami rodのコンセプトは飾りではない実用的なロッドなので、装飾的なものは極力付けていないのですが、バンブーロッドを使用する理由に写真撮影があるのなら、見栄えの良いロッドもありかなと最近考えています。アクションを度返しした工芸品になっては本末転倒なので、心地良いアクションは譲れませんが、少し手間をかけて飾りを付けようと最近思っています。多少値段が上昇するのは仕方ありませんがグリップ周り(写真に写る)のデザインを変えようと思っています。
 サンプルロッドの貸出サービスをしていて気づいたことがありました。サンプルロッドを手にした人が、その軽快さにみんな驚くのです。どうやらバンブーロッドはみんな重くてモッタリとしたアクションというイメージが浸透しているようなのです。ぺゾンとか日本の初期のビルダーのロッドは確かにスローで重いロッドが多かった気がします。私自身はテーパーデザインでどのようにでもなるし、気にもしていなかったので、その軽快さに驚くことに驚きました。バンブーロッドに対する偏見が相当あると感じた次第です。

バンブーロッド雑感

●なぜ今バンブーロッド?
イワナとバンブーロッド
 フライマンならバンブーロッドを知らない人はいないと思いますが、実際に使った又は触ったことがある人は意外に少ないと思います。私自身も最初、バンブーは高価なだけで性能も悪いだろうし、必要性を感じていませんでした。ただ、もの作りが好きなので、バンブーロッドもいつかは作ってみようというクラフトマンとしての興味の方が強かった気がします。最初に作ったのは、お決まりのギャリソンテーパーのコピーでしたが、使った印象は「面白い」のひとことでした。強度的にもキャスティング性能的にも問題はなく、無限の可能性を感じました。
 カーボンとバンブーの違いは、「シャカシャカせわしない」と「ゆったりおおらか」の表現があっていると思います。実際ゆったりと振った方がラインもきれいに伸びるし、テイリング等のトラブルも少なくなります。ゆったりとした癒しの効果があるような気がします。逆に、気が焦っている時はライントラブル等が増えるので、ロッドに自分の状態を教わる状況になります。何のためにフライフィッシングをするかにもよりますが、日常のストレスを発散し、気分を変えたい人には、是非一度は使ってほしいと思います。

バンブーロッド雑感

ブログをはじめました。バンブーロッド、フライフィッシング、etcについて思いつくままに書きたいと思います。
バンブーロッド製作
とりあえずは、ブログの操作に慣れることからです。
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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