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孟宗竹ロッド MP602-Ⅱ

       孟宗竹ロッド MP602-Ⅱ
孟宗竹ロッド

  孟宗竹はトンキンや真竹と比較するとその柔軟性が際立っています。柔らかくトルクがないのかというと反発がユッタリしているだけでトルクがないわけではありません。この孟宗竹の特徴が面白く、色々と試作品を製作してみました。その結果次のようなことがわかりました。
 1 孟宗竹ロッドはプログレッシブテーパーが適している。とにかく簡単に曲がるのでロッドを曲げ易いように設定してあるPZ(ペゾンテーパー)では曲がりすぎて、キャスティング時にループを作り辛い。ロッドが勝手に倒れこんでしまうので、ロッドを立てたまま前後にスライドするようなキャスティングになる。プログレッシブテーパーはバットが倒れこみを抑えてくれるのでキャスティングし易くなる。
 2 ショートロッドに最適である。テーパー(太さ)が同じMP642とMP602ではショートのMP602のほうが強く(硬く)張りが出たように感じます。ショートロッドは柔らかくするのが難しいので、元々柔らかい孟宗竹が最適の素材になります。画像と同じMP602-Ⅱの真竹もありますが、トップのテーパーを細く補正しないと張りがありすぎて近距離で使い辛くなります。
  
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8’6” 6Pロッド

            6Pロッド
6Pロッド

  バンブーロッドのマルチピース(5P以上)はかなり珍しいロッドになると思います。理由の一番は特別な使用法をする人意外必要性がないことと、アクションが悪く(モッタリして重い)なると思われているからだと思います。画像のロッドは8’6”の6Pで仕舞い込み寸法が46cmです。源流釣行に使用するロングロッド(ニンフにも使用)ということで製作しました。アクションは一般的な2Pロッドよりも軽快でフェルールを見なければ6Pと気づかないと思います。自分用にはすでに10’と9’の6Pロッドを使用していて、マルチピースロッドのデータはありますので、イメージどおりのロッドに仕上がりました。
  パックロッドの良さはその携行性にありますので、アクションには我慢というのが、カーボンロッドでも常識だったと思います。カーボンでもフェルールが増えると重量とフェルール部分の硬さがアクションに影響を与えます。カーボンの場合は重量よりも硬くなる影響が大きい気がします。硬くなる影響は仕舞い込み寸法、つまり1ピースの長さによります。バンブーでも40cm以下に刻むと影響が出始める気がしています。

コロラド レストア

            ペゾンロッドのレストア
アフター レストア

  ペゾンロッドのほとんどは、経年変化でスレッドの変色劣化、コルクの痩せ、コーティングの剥がれが現れてきます。特にガイドのスレッドが白く色抜けすると、手でガイドが取れるくらい弱くなります。ガイドが飛んでしまう前にレストア(オーバーホール)をお勧めします。画像のコロラドはグリップコルクの交換、スレッド交換、及び全塗装をしてあります。希望により、ガイドの交換、リールシート金具の再アルマイトも可能です。
  オリジナルとの違いは、スレッドの返し巻きはしていないことです。コーティングを糸目が消えるまでするので、返しまきをすると盛り上がりが出来て、ラインと擦れるからです。フックキーパーのところにあるシリアルナンバーは書き直しですが、他の文字は出来るだけ残すようにしています。塗装は3回以上していますので、水が竹に浸透することはありません。これで新品以上の仕上がりになります。

ロングロッド 10ft #3

         10ft #3 146g
ロングロッド 10ft #3

  ロングロッドの#3です。止水で使用するために製作しました。ダブルハンドグリップ仕様になっていますが146gなのでシングルハンドで振れます。トップセクションが真竹とトンキンの2Tipで、対象魚あるいは場所等ににより使い分けしています。十和田湖の60cmサクラマスを取ったのもこれと同じモデルのロッドですが、強度不足を感じることはありませんでした。
  使用するラインは、シングルハンドスペイの#3/#4またはスカジットヘッドの150grですが、ロングロッドは使用ラインに融通性がありますので、好みで選ぶことが出来ます。十和田湖のサクラマスはWF#6を使用しました。テーパーデザインから見るとトップは#3より細いのですが、ロングロッドになると負荷が分散されるのか、WF#7でも普通に振ることが出来ます。  

ダブルハンドロッド 12’ 400~450gr

        ダブルハンドロッド 12フィート
ダブルハンドロッド

  この長さのダブルハンド(12フィート、#8, 400~450gr)の製作はもうないと思っていましたが、テストで使用していたプロトタイプを売却することになり、急遽自分用を製作しました。このクラス(12フィート#8)のロッドを私が釣行する止水のフィールドでは使用する機会は少ない(ラインの着水音が大き過ぎる)と思われるので、単純にキャスティングで遊ぶためのロッドとしての使用になると思います。
  当初このロッドの製作にあたっては、海外のサーモンロッドと称されるロッドテーパーを参考にしていました。それはトップヘビーのパラボリックで近年流行のシューティングヘッドでは使い辛いかなと感じていました。そこで今回はトップを軽くしたプログレッシブテーパーに変更したところ、これがビンゴでバンブーの利点が生かされた面白いアクションになりました。このアクションは、偶然にもCNDのカーボンロッドと同じアクションでカーボンロッドにバンブーのようなアクションのロッドがあることに驚かされました。
  バンブーはカーボンと違いよく曲がり、ゆっくりと戻りますので、ロッドを垂直に立てたまま前方にユッタリと平行移動してストップ(前方に倒しすぎることを防止)するイメージで振るとロッドが勝手にラインを飛ばしてくれます。ロッドを曲げるということに気を使わなくて良いので慣れるととても心地良いです。
  
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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