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シーズン終盤

         婚姻色ヤマメ
シーズン終盤

  今シーズンも赤い婚姻色の出たオスヤマメが釣れる時期になりました。メスは産卵を終了し、腹のへこんだ固体もいますのでシーズンの終わりを感じます。イワナはもう少し先のようでまだ元気な固体が多い気がします。今シーズンもたくさん楽しませてくれた魚たちに感謝です。
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楽しいショートロッド

           ショートロッドの特徴
楽しいショートロッド

  9フィート 6Pのニンフ用ロッドの2Pを除いて4P 6フィートのロッドを製作したのがショートロッドの原点です。MP642-Ⅱがメインのロッドだったため出番がなかったのですが、今シーズン使用してみてこの10cmの差がなかなか面白いことに気がつきました。
5フィート6インチが工房にある最短ロッドですが、これはアクション等の調子が出し辛く出番はありません。6フィートはアクションも設計どおりに出るし、キャスティングも違和感がありません。使用して感じたショートロッドの特徴は次の通りです。
  ・キャスティングの自由度が大きい フォワード、バック、アンダー、サイド等の選択肢が広がるので、釣り場のポイントの状況に応じた「立ち位置」が選択できる。「立ち位置」はドラッグ回避の一番簡単な方法なので、これはアドバンテージになります。
  ・とにかく軽い MP642も軽いのですが、MP602から持ち変えるとこんなに重く硬かった?と感じますので軽さと柔らかさは別格でヒット後のやり取りの楽しさは倍増です。
反対に欠点としては、ヒット後の魚のコントロールが難しい。短い分ロッドを動かしても魚にライン角度を付けれないので難しくなります。ロッドの絶対パワーが小さい。バットの太さがロングロッドのミッド相当になりますので、当然小さくなります。

孟宗竹ロッド MP602-Ⅱ

       孟宗竹ロッド MP602-Ⅱ
孟宗竹ロッド

  孟宗竹はトンキンや真竹と比較するとその柔軟性が際立っています。柔らかくトルクがないのかというと反発がユッタリしているだけでトルクがないわけではありません。この孟宗竹の特徴が面白く、色々と試作品を製作してみました。その結果次のようなことがわかりました。
 1 孟宗竹ロッドはプログレッシブテーパーが適している。とにかく簡単に曲がるのでロッドを曲げ易いように設定してあるPZ(ペゾンテーパー)では曲がりすぎて、キャスティング時にループを作り辛い。ロッドが勝手に倒れこんでしまうので、ロッドを立てたまま前後にスライドするようなキャスティングになる。プログレッシブテーパーはバットが倒れこみを抑えてくれるのでキャスティングし易くなる。
 2 ショートロッドに最適である。テーパー(太さ)が同じMP642とMP602ではショートのMP602のほうが強く(硬く)張りが出たように感じます。ショートロッドは柔らかくするのが難しいので、元々柔らかい孟宗竹が最適の素材になります。画像と同じMP602-Ⅱの真竹もありますが、トップのテーパーを細く補正しないと張りがありすぎて近距離で使い辛くなります。
  

8’6” 6Pロッド

            6Pロッド
6Pロッド

  バンブーロッドのマルチピース(5P以上)はかなり珍しいロッドになると思います。理由の一番は特別な使用法をする人意外必要性がないことと、アクションが悪く(モッタリして重い)なると思われているからだと思います。画像のロッドは8’6”の6Pで仕舞い込み寸法が46cmです。源流釣行に使用するロングロッド(ニンフにも使用)ということで製作しました。アクションは一般的な2Pロッドよりも軽快でフェルールを見なければ6Pと気づかないと思います。自分用にはすでに10’と9’の6Pロッドを使用していて、マルチピースロッドのデータはありますので、イメージどおりのロッドに仕上がりました。
  パックロッドの良さはその携行性にありますので、アクションには我慢というのが、カーボンロッドでも常識だったと思います。カーボンでもフェルールが増えると重量とフェルール部分の硬さがアクションに影響を与えます。カーボンの場合は重量よりも硬くなる影響が大きい気がします。硬くなる影響は仕舞い込み寸法、つまり1ピースの長さによります。バンブーでも40cm以下に刻むと影響が出始める気がしています。

コロラド レストア

            ペゾンロッドのレストア
アフター レストア

  ペゾンロッドのほとんどは、経年変化でスレッドの変色劣化、コルクの痩せ、コーティングの剥がれが現れてきます。特にガイドのスレッドが白く色抜けすると、手でガイドが取れるくらい弱くなります。ガイドが飛んでしまう前にレストア(オーバーホール)をお勧めします。画像のコロラドはグリップコルクの交換、スレッド交換、及び全塗装をしてあります。希望により、ガイドの交換、リールシート金具の再アルマイトも可能です。
  オリジナルとの違いは、スレッドの返し巻きはしていないことです。コーティングを糸目が消えるまでするので、返しまきをすると盛り上がりが出来て、ラインと擦れるからです。フックキーパーのところにあるシリアルナンバーは書き直しですが、他の文字は出来るだけ残すようにしています。塗装は3回以上していますので、水が竹に浸透することはありません。これで新品以上の仕上がりになります。
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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