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コロラド レストア

            ペゾンロッドのレストア
アフター レストア

  ペゾンロッドのほとんどは、経年変化でスレッドの変色劣化、コルクの痩せ、コーティングの剥がれが現れてきます。特にガイドのスレッドが白く色抜けすると、手でガイドが取れるくらい弱くなります。ガイドが飛んでしまう前にレストア(オーバーホール)をお勧めします。画像のコロラドはグリップコルクの交換、スレッド交換、及び全塗装をしてあります。希望により、ガイドの交換、リールシート金具の再アルマイトも可能です。
  オリジナルとの違いは、スレッドの返し巻きはしていないことです。コーティングを糸目が消えるまでするので、返しまきをすると盛り上がりが出来て、ラインと擦れるからです。フックキーパーのところにあるシリアルナンバーは書き直しですが、他の文字は出来るだけ残すようにしています。塗装は3回以上していますので、水が竹に浸透することはありません。これで新品以上の仕上がりになります。
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ロングロッド 10ft #3

         10ft #3 146g
ロングロッド 10ft #3

  ロングロッドの#3です。止水で使用するために製作しました。ダブルハンドグリップ仕様になっていますが146gなのでシングルハンドで振れます。トップセクションが真竹とトンキンの2Tipで、対象魚あるいは場所等ににより使い分けしています。十和田湖の60cmサクラマスを取ったのもこれと同じモデルのロッドですが、強度不足を感じることはありませんでした。
  使用するラインは、シングルハンドスペイの#3/#4またはスカジットヘッドの150grですが、ロングロッドは使用ラインに融通性がありますので、好みで選ぶことが出来ます。十和田湖のサクラマスはWF#6を使用しました。テーパーデザインから見るとトップは#3より細いのですが、ロングロッドになると負荷が分散されるのか、WF#7でも普通に振ることが出来ます。  

ダブルハンドロッド 12’ 400~450gr

        ダブルハンドロッド 12フィート
ダブルハンドロッド

  この長さのダブルハンド(12フィート、#8, 400~450gr)の製作はもうないと思っていましたが、テストで使用していたプロトタイプを売却することになり、急遽自分用を製作しました。このクラス(12フィート#8)のロッドを私が釣行する止水のフィールドでは使用する機会は少ない(ラインの着水音が大き過ぎる)と思われるので、単純にキャスティングで遊ぶためのロッドとしての使用になると思います。
  当初このロッドの製作にあたっては、海外のサーモンロッドと称されるロッドテーパーを参考にしていました。それはトップヘビーのパラボリックで近年流行のシューティングヘッドでは使い辛いかなと感じていました。そこで今回はトップを軽くしたプログレッシブテーパーに変更したところ、これがビンゴでバンブーの利点が生かされた面白いアクションになりました。このアクションは、偶然にもCNDのカーボンロッドと同じアクションでカーボンロッドにバンブーのようなアクションのロッドがあることに驚かされました。
  バンブーはカーボンと違いよく曲がり、ゆっくりと戻りますので、ロッドを垂直に立てたまま前方にユッタリと平行移動してストップ(前方に倒しすぎることを防止)するイメージで振るとロッドが勝手にラインを飛ばしてくれます。ロッドを曲げるということに気を使わなくて良いので慣れるととても心地良いです。
  

折損修理

         折損バットの修理
ロッド修理

  工房では折損したロッドの修理も行っています。他者のビルダーのロッドも依頼されることがありますが、出来る限り要望にお答えしています。Shirakami Rodの修理は、トップ¥5,000 バット¥10,000でブランクの再製作を行っています(他者のロッドは、トップ¥20,000 バット¥30,000)。修理で返ってくるロッドは、色々とデータが含まれていますので、次回からのロッド製作に役立っています。
  画像のロッドはバット部分がグリップの少し上で折損したロッド2本です。両方とも真竹で火入れがやや強すぎたのかもしれません。この修理方法は「スリーブ補修」でグリップのコルクがもったいないのでこの方法を採用しました。ブランクから作り直す方法が最善ですが、リールシートとグリップは再利用が出来ませんので、早く安く仕上げるにはこの方法がベストです。折損した部分に芯を入れて接着し、その部分をジュラルミンのパイプ(スリーブ)で覆うという方法です。バット部分なのでアクションに与える影響は少なく、見た目も補修跡には見えないので良い方法だと思っています。

ダブルハンドロッド

         12フィート、11フィート、10フィートダブルハンド
ダブルハンドロッド

  オフシーズンになるとダブルハンドが振りたくなり、あれこれ試作のロッドが増えています。工房にある工具では対面幅12mm以上のロッドは製作できませんので12フィート#8が現在の最長のロッドになります。バンブーでダブルハンドというのはある意味物好きのすることで、単純に性能を求めるとカーボンロッドの方が優れていると思います。バンブーは長くなればなるほど自重で自分の性能を食ってしまいますので、何とか使用できると感じるのは10フィートまでで、この長さだとスイッチロッドとして、シングルハンドでも振れるし、バンブーの良い点も発揮されると思います。
  実釣でダブルハンドを使用することはまずありませんので、単純に色々な投げ方(スペイ各種)をマスターするための練習に使用しています。唯一、十和田湖の60cmサクラマスを6Xでとったのは10フィートの#3ロッドでバーブレスフックでばれることもティペットを切られることもなくバンブーの良さが発揮されたと思っています。
  ちなみに12フィート#8 ロッドは294gあり、バンブーとしては軽量ですが、カーボンのような軽量化は困難です。キャスティングもカーボンロッドと比べると難しく、今のところ使いこなした時の自己満足だけのロッドになっています。将来、源流を釣り歩く体力がなくなり、本流や止水でノンビリとした釣りスタイルになった時のためのデータ収集といったところです。
プロフィール

shirakami1955

Author:shirakami1955
工房日記へようこそ!
大空を飛び回る仕事(本当のフライマン?)を定年退職し、もの作りの楽しさが溢れるフライフィッシングにはまったフライマンです。バンブーロッドの不思議な魅力をより多くの人に知ってもらうべく奮闘中です。

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